PCB含有機器の保有に関する調査
- 2018/12/19
- 13:26
PCB含有機器の保有に関する調査
何件か、弊社に調査依頼がありました。
1977年(昭和52年)3月以前の建設された事業用に設置された照明器具内の安定器に、PCBが含まれている可能性があります。
PCBとは
PCBとはPoly Chlorinated Biphenyl(ポリ塩化ビフェニル)の略称で、人工的に作られた、 主に油状の化学物質です。PCBの特徴として、水に溶けにくく、沸点が高い、熱で分解しにくい、不燃性、電気絶縁性が高いなど、化学的にも安定な性質を有することから、電気機器の絶縁油、熱交換器の熱媒体、ノンカーボン紙など様々な用途で利用されていましたが、現在は製造・輸入ともに禁止されています。
江南市 A社様
最も古い工場→1974年(昭和49年)3月建築
↑調査対象に当てはまる!
PCB
・1977年(昭和52年)3月以前の建設された事業用に設置された照明器具内の安定器
・1993年(平成5年)までに製造された変圧器やコンデンサー
処分
・照明器具(水銀灯、蛍光灯など)の安定期・・・2021年3月末まで(期限を過ぎると事実上処分することができなくなる)
P.3 調査を回答しなくても、罰則が適用されることはない
P.4 調査対象建物・・・1977年(昭和52年)3月末以前に建設された事業用建物
P.10 1957年(昭和32年)から1972年(昭和47年)にかけて製造された」照明器具の安定器(照明のちらつきをなくす電気機器)にはPCB(毒性のある絶縁体)が含まれている可能性があり、1977年(昭和52年)3月末以前に建設された事業用建物に設置された可能性があります。
パナソニック
昭和47年(1972年)9月以降は一切PCBを使用していない安定器に切り替えを行っていますので、
安定器製造年月により、PCBの有無の判別をすることができます。


